詩と創作・思索のひろば

ドキドキギュンギュンダイアリーです!!!

Fork me on GitHub

ウェブサイトの Windows 8.1 用ライブタイルを提供する

ライブタイルってのは Windows 8 のスタート画面に表示されてるタイルで、その内容がときどき更新されるものです。アプリをスタート画面にピン留めしておくと、アプリを起動することなしにニュースとか株価とかが表示できるって便利なやつです。Android で言うならウィジェットみたいな感じかな。

Windows ストアアプリでないとこれを提供することはできないと思っていたんだけど、実は Internet Explorer 11 の機能で、ウェブサイトをピン留めし、ライブタイルを表示できることを知ったのでやってみた。

IE11 での Web サイト用ライブ タイルの作成 (Windows) に詳しいドキュメントがある。やることは簡単で、

  1. ライブタイルに表示するための情報を提供する XML (と、それにアクセスするための URL)を用意する
  2. ウェブサイトからその XML をポイントするなど、(ライブ)タイルに関する情報を提供する

ウェブサイトがフィードを提供する場合と似たような感じなので、難しさはない。1. で指定できるタイルの種類は https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ie/dn456348(v=vs.85).aspx にいろいろ書いてある。2. で URL やポーリング間隔を指定できる。これに関しては

  • meta タグをいくつか書く
  • JavaScript を書く
  • 設定リソースをポイントする

の 3 つの方法がある(https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ie/bg183312(v=vs.85).aspx)。

実例

次の連休 という、次の連休まであと何日か知ることの出来るウェブアプリで試してみた。次の連休まであと何日か、ウェブサイトにアクセスせずに確認できれば便利なはずである。簡単そうな meta タグによる実装。

meta タグを書き、

<meta name="application-name" content="次の連休">
<meta name="msapplication-notification" content="frequency=60; polling-uri=http://japanese-long-weekends.herokuapp.com/ietile.xml">

XML を提供する: http://japanese-long-weekends.herokuapp.com/ietile.xml

あとは IE でウェブサイトにアクセスし、デスクトップにピン留めすると、

f:id:motemen:20150121135525p:plain

無事スタート画面に次の連休までの日数が表示される……

f:id:motemen:20150121134301p:plain

次の連休は 101 日後です(´;ω;`)ブワッ

格安 Windows タブレットのセットアップ

正月の気の緩みで Windows タブレットを買ってしまった。定価でも 2 万円台、Office のライセンスのないマーケットプレイス出品なら 1 万円台で最新の Windows とタブレットが手に入るのは異様に安い。毎日再起動してるけど、満足の日々を送っている。

所感

  • フル機能の Windows を楽しめるのでとてもよい。
  • Modern UI が結構使いやすい。
    • 画面端からのスワイプが便利。軽快である。
    • 特に Windows ストアアプリはスマートフォンやタブレット向けに全画面表示されるのだけど、画面を分割して表示させることもできる。
    • 画像は Pocket リーダーから URL を開いたら画面が分割されて Internet Explorer が起動したところ。アプリ内ブラウザなんていらんかったんや!という気分になる。
    • f:id:motemen:20150114130323p:plain

  • アプリ(Windows ストアアプリ)があまり充実してない気がする。少なくとも Kindle はない。
    • Twitter などメジャーどころでも評価の低いものが多いのも気になる。
  • Internet Explorer も Modern UI 使ってるけど普通に使えるのでほかのブラウザはインストールしていない。
  • ときどき反応がなくなるので再起動してる。

chocolately でパッケージ管理

Chocolatey Gallery

たぶん Windows 用の Homebrew 的なもの。だいたい Windows はアプリの管理ができなくて大変なことになるので、これを使いたい。メジャーかどうかは判断しかねる。

以下これを使ってインストールしたもの。

  • 7zip
  • autohotkey.portable
    • dropbox のインストールに必要だった。
  • avgantivirusfree
    • 同梱のマカフィーをアンインストールして、こちらを導入。
  • ConEmu
  • dropbox
  • git
  • golang
  • rktools.2003
  • vagrant
  • virtualbox
    • Windows で開発するぜ! と意気込んでいたけど、念のため入れといた。念のためな。

Windows ストアアプリをインストール

その他インストールしたもの

  • gVim は香り屋版がいいだろ、と思うのでこちらからダウンロード。
  • Kindle アプリがないので Kindle Cloud Reader をホーム画面にピン留め。タブレットで読みたいのはだいたい漫画なので、小説が読めないのはまあ我慢できるかな……。TAPL が読めないのにはまいった。

ゲーム

Windows 機ってことはゲームができるんですよ! 8 インチタブレットで普通にプレイできてしまうので感激。

  • 鬼哭街
    • 鬼哭街

      鬼哭街

    • これなんか特に、ただ読むだけなので横画面にして寝っ転がりながら遊べる(読める)。
  • 3Dカスタム少女
    • 低スペック PC でもわりと軽快に動作する救世主。20+ FPS くらいは出ます。

これからセットアップする人に注意! 初回セットアップ時、Microsoft アカウントと連携してはいけない

そして最後に、これが面倒な点。素直な性格なのでセットアップ時に Microsoft アカウントと連携してしまったが、その結果ホームディレクトリのパスに日本語が混じってしまい、以下のような弊害があった。

  • go test できない
    • 作業ディレクトリに日本語が混じってパッケージが発見できなくなる。TMP 環境変数を書き換えればなんとかなる。
    • C:\Users\����\AppData\Local\temp\go-build186010647\github.com\motemen\ghq\_t est\_testmain.go:12: can't find import: "github.com/motemen/ghq" みたいになる。
  • vagrant up できない
    • 文字コード関係のエラーが出るけど日本語が混じってるのがいけないらしい。
    • C:/HashiCorp/Vagrant/embedded/gems/gems/childprocess-0.5.5/lib/childprocess/windows/process_builder.rb:43:in ``join': incompatible character encodings: Windows-31J and UTF-8 (Encoding::CompatibilityError)

途中から変更できないらしいのでこれから再インストールします^^

まとめ

安価に Windows 環境を手に入れました。そして Windows 8.1 けっこう良い。楽しい!

PowerShell を使って .exe ファイルを Windows サービスとして登録する

Windows にはサービスという概念があって、UNIX でいうデーモン的なことはこれを使えば実現できる(MSDNWikipedia)。サービスにはその停止や再起動などの要求に答える責任があるので、それらに対応していないアプリケーションをそのままサービスとして登録することはできないのだけど、任意のアプリケーションのラッパーとなるサービスアプリケーションが Microsoft によって提供されているので、これを使えば実現できる。

前準備

サービスとして登録する PowerShell スクリプト

汎用化はできてなくて、決め打ち。

install-mackerel-agent-service.ps1

これを実行する(PowerShell コンソールを起動して、\Path\To\Script.ps1)と、管理者権限を求める UAC ダイアログが表示されたあと、管理者権限のコンソールが開き、自動で MackerelAgentService というサービスがインストールされる(起動はしない)。表示されたままのコンソールは閉じてもいいし、

sc.exe start MackerelAgentService

でサービスを起動することもできる。

ちなみにサービスの削除は sc.exe delete で可能。

f:id:motemen:20150111145459p:plain

Mackerel への PC の登録、メトリックの投稿ができました。

解説

  • PowerShell の New-Service コマンドレットを使って MackerelAgentService という名前で srvany.exe を登録する。
  • その後レジストリを操作して srvany.exe に渡すパラメータを登録する。このパラメータが、サービス化したいコマンドになってればいいらしい。
    • New-Item と Set-ItemProperty でレジストリを操作できる。これはファイルシステムに対しても同じように使える汎用的なコマンドレット。
  • Start-Process コマンドレットに -Verb RunAs を指定すると、指定したコマンドを管理者権限で実行できる。
  • powershell.exe は -Command "& {<command>}" を指定することで
  • { … } はスクリプトブロックと呼ばれる構文らしい。たぶん文字列化して渡してる気がするんだけど、この辺の正確な理解ができていない……。

参考

ちなみに NSSM - the Non-Sucking Service Manager ってのもあるらしい。

はてなで一緒に働きませんか?