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はてなMackerelチームの開発フロー(スクラム、リモート)について話しました #nanapi_study #hatenatech

nanapi勉強会 vol4 - 【nanapi x はてな】はてなとnanapiの開発フロー - nanapi勉強会 | Doorkeeper

【nanapi x はてな】はてなとnanapiの開発フロー in Kyoto - connpass

nanapi さんとはてなで開催した勉強会に登壇し、東京・京都で Mackerel チームの開発フローについて話してきました。自慢できるようなカッコイイことをやっているわけではないけれど、今こんな風に頑張っています、ということをお話したつもりです。

Workflow at Hatena Mackerel Team // Speaker Deck

チームみんなで勉強する

スクラムの導入時もリモートワーク開始時にも、チームメンバーには何冊か本を読んで予習しておいてもらいました。そうすることでチームメンバー全員が同じだけの知識を持って(全員その道に関しては初心者だったので)、ワークフローを取り進められるようにです。

スクラムマスターとして、自分は以下の 2 冊を読みました。両方 Kindle で読める。

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK

アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

チームメンバーには WEB+DB PRESS の以下の特集を読んどいて、としました。

WEB+DB PRESS Vol.78

WEB+DB PRESS Vol.78

  • 作者: WEB+DB PRESS編集部編,栗林健太郎,安詮院康広,山口良平,尾上忠輔,大川高志,坂本寛樹,青木峰郎,増井雄一郎,中島聡,江島健太郎,中島拓,柴田博志,伊藤直也,登尾徳誠,片桐崇,後藤秀宣,佐藤鉄平,近藤宇智朗,長野雅広,奥野幹也,渡邊恵太,A-Listers,家永英治,はまちや2,川添貴生,原田勝信,和島史典,城倉和孝,安達俊雄,Akira,川嶋賢一
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2013/12/21
  • メディア: 大型本
  • この商品を含むブログ (5件) を見る

みんな新しい仕組みを面白がってくれて乗り気だったので、助かったというのも大きい。リモートワークについては、以下の本。これは短くて読みやすい。モチベーションを上げるためにもよいと思います。

強いチームはオフィスを捨てる

強いチームはオフィスを捨てる

  • 作者: ジェイソンフリード,デイヴィッドハイネマイヤーハンソン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2014/04/01
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログを見る

高い山を細かく刻んで登る

スクラムを導入してよかったなと思ったのは、「サーバ管理ツール」という社内に実装があり、プロダクトオーナーである id:stanaka さん(もちろん開発メンバーも)の脳内にも高い理想がすでにできあがっているプロダクトを作る時にも、迷わず着実に進んでいくことができたことです。大きな目標を達成するために直近で僕達がやらなければならないことは何か、ということについてチームメンバー間できっちりと合意を取りながら進めていけた。

スクラムの進め方自体も模索していた最初期にはスプリント期間を一週間としていたのもよくて、だんだんとチームにフィットする形式になっていったと思います。疲れるので今は二週間になってるけど。

みんなが対等の環境で働く

はてなはもともと(2008年ごろから)エンジニアがみんな京都にいて、最近になってようやく東京開発センターができたというのもあり(デザイナにはすでに東京で働いている人もいました)、京都-東京間でエンジニアの数に大きな差があります。普通に働いていると「京都のみんな」対「東京のひとり」という状況になりかねないので、朝会などはテレビ会議を使って京都と東京で向かいあうのではなく、みんなが一人ひとりオンラインミーティングを通じて会に参加するという風にしてみています。これが本当にうまくいくのかはまだ分からないというのが正直なところ。

リモートだとどうしても話の細かいニュアンスが抜け落ちてしまうもので、後ろの雑談が耳に入って口を挟む、というような状況がリモートではどうしても発生しない。ここをどう拾いあげるかは今後の課題です。

勉強会の感想

一緒に登壇した @Vexus2 さんの話を聞いてると、開発フローの構築・改善に燃えてるなーっと感じてこちらもやる気が出ます。開発フローに新しい仕組みを導入して定着させる立場の人のための心構えなど、勉強になりました。こうやって他の人たちの話を聞くことで、自分たちのやり方にはまだまだ改善するところがあるのだな、とはっきり気付かされるのは、とてもよい機会でした。

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