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汝の tmux を知れ: ドラッカー『経営者の条件』を読みました

明けましておめでとうございます。2014年もよろしくお願いいたします。

さて、みなさん今年の初ドラッカーは何にしましたか? 僕は Kindle で『経営者の条件』を読みました。そもそもドラッカーというのは、はてなダイアリーで有名な(略)あのドラッカーです。

とうぜん事業にはそれぞれの難所があって、ひとくくりにできるセオリーなどあるはずもなく、話も言葉も抽象的で、「成果」とか「貢献」とか慣れない言葉を多く目にするけれど、一般論を話せばこういう単語選びになってしまうのは仕方なく、内容的にはかなり身につまされる所が多く、意識が高まります。

  • 組織の利点は人の強みを活かし、弱味を無効化するところにあるのだから、人に全人的な能力を求めてはならない。
  • 有能な人が何人も挫折するような仕事は、そもそも人の仕事ではないので設計し直さなければならない。
  • 意思決定はまず事実ではなく意見からはじめ、それを検証して進める。仮説に立脚していることを忘れてはならない。(人は見たいものを見るものなので、お手盛りの事実らしきものからはじめたつもりになっているといけない)

ぼくの身につまされポイントはこのへんでしたが、みなさんはどうでしょうか?

ドラッカーさんが言ってる中で、時間がもっとも希少な資源である(だから無駄な会議はできるだけ減らさなければならない等々)、まずは感覚ではなく実際にどれだけの時間を何に費やしているのか計測しなければならない、という話があったので、これならすぐにできそうだ、と思ってやってみることにしました。残念ながら自分には秘書がいないので(笑)、ほとんどの作業を行っている tmux の利用統計を取ってみることにしました。でっち上げのスクリプトですが:

https://github.com/motemen/tmux-activity-stats

これを clone して、

% ./monitor.sh &!

などとして実行しておけば、tmux でアクティブなペインのカレントディレクトリ、ウィンドウのタイトルなどを 10 秒おきに記録してくれます(~/.tmux-activity-stats/2014-01-06 みたいなファイルに LTSV で追記されていきます)。同梱のスクリプトでそれらにフォーカスしていた時間を合算し、割合を見ることができるので、一日の終わりに見てみると面白いのではないでしょうか。とくにウィンドウのタイトルはみなさんカスタマイズして、取り組んでいる作業内容の概要を示していることが多いと思うので、有用ではないかと思います。まだ一日使ってないのでどんな結果になるか分かりませんが、みなさんも自分の時間を見つめなおして 2014 年、成果をあげてみては?

ドラッカー名著集1 経営者の条件

ドラッカー名著集1 経営者の条件

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