おもしろそうなお題なので乗ってみる。自分は今は技術組織のとりまとめをしているけど、会社の古めのプロダクトの面倒を見る仕事もしてきた。時を経てサービスに携わる人が変遷し、コードの歴史も重層的で一筋縄ではいかないことが多い。仕事で触れるプロジェクトが多いので、ひとつのプロジェクトに関する知識を深めづらい面もある。
属人性を減らす
さまざまなタスクを通じてプロダクトに触れるうちにだんだんと自分の中に知識がついてきて、用件を聞いたときに「あ、それならあのプロジェクトのあのへんのコードだな」、というアタリがつけられるようになってくる。この地図や勘といったものは正直なところ外部化しづらく、ある程度を超えると個々人の中で養っていくしかないものだけれど、日々の仕事において、属人性を減らすように努力することはできる。
普段からやっていることは以下のようなところ。
- 作業ログを残す。他の人が「とりあえず検索」したときに、周辺的な情報を掴めるようにする。Slackに書いて満足しない。
- 単調作業はコード化する。簡単な手順でもスクリプト化してインターフェイスを狭めておくことで迷いを少なくする。
- ドキュメントを書く。初見の人のためには、ふるまいや解決したいことを軸に記していくと入りやすい。
当たり前のことではあるけれど、先人がこれをやってくれているおかげで助けられることも多いです。