組み立て式のミニパソコン? ことuConsoleが注文したことすら忘れていたころに届いた。今年の1月に注文していたらしいので9ヶ月ほどかかっていた模様。ちゃんと届いたのでよかった。
組み立て時の注意などは https://raspida.com/get-uconsole が参考になる。工作苦手だけど普通になんとかなった。
電池は同梱されておらず、18650電池というのが必要だった。自分は以下を買ってちゃんと使えています。充電器も買ったんだけど、uConsoleから充電できるのでいらなかったかも。
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ほんもののRISC-Vマシンだ
自分が購入したのはriscv64アーキテクチャのモデル。前に自作したCコンパイラはRISC-V向けに作っており、開発中に確認するときはエミュレータを使っていたのだけど、これをついに実機で動かすときがきたといえる。というか開発中にさすがに実機使いたいよなあと思って探していて見つけたのだったような気がする。遠い昔のことでもう思い出せない……。
遠い昔のことでもう思い出せないリポジトリの遠い昔のことでもう思い出せない方法でビルドし、コンパイラをscpして動かしてみると、見よ、ちゃんと動いた。多少は機械と話せたかな?
いちおうこのmain.cはuConsole内のVimで書いてみている。ふつうにsshして書いたほうが速いにきまってるんだけど、気分を味わいたくてな……。
しかし思ったほど感動はない。もう作ったときのことを忘れているようだ。
バッテリーの監視
起動するとデスクトップ内にリソースモニタが表示されているのだが、バッテリー残量がわかりにくいのでMackerelで監視することにした。
- mackerel-agentのMakefileを参考にriscv64向けの.debを作ってインストールする。
- mackerel-plugin-batteryを導入。ただ、一部のメトリックが取れずエラーになっていたので、部分的にでもメトリックを送信するようPull Requestした。
- math.IsNaNを使ったおもしろコードになった。
ゲームを入れる
なんかエミュレータを入れてゲームをする人もいるらしい。たしかに十字キーっぽいのが上部にあるわ。しかし自分がこのフルキーボード携帯パソコンでやりたいことといえばローグライクにきまってるのである。
というわけで最近のオススメであるNarSilをビルド。最初はmacOSでビルドして送り込むつもりだったけど難航したのでuConsole上でビルドした。それほど時間はかからない。
これも普通に動いた。これで電車の中でローグライクやってたら面白いけどな。キーボードがカチカチ言ってなかなか快適とはいえないし、外に持ち歩く気もないのであった。
技適
この無線設備は、電波法に定める技術基準への適合が確認されておらず、法に定める特別な条件の下でのみ使用が認められています。この条件に違反して無線設備を使用することは、法に定める罰則その他の措置の対象となります。
というわけでuConsoleには技適マークが付与されていないので技適未取得機器を用いた実験等の特例制度を利用している。
マイナンバーカードがあればウェブで完結するのでなかなか楽だった。と言いたかったが公的個人認証サービス(JPKI)のパスワードを失念していて、これのリセットをするはめになった。これが面白かったのでメモっておく。
マイナンバーカードのJPKIパスワードのリセット
なんとJPKIパスワードのリセットはコンビニでできる。役所行かなくていいのは便利ー。
リセットをするための予約処理には専用スマホアプリが必要で、これの認証がスマホのカメラを使った顔認証だった。駐車場でカメラに向かって顔を右に向けたり片目をつぶったりすれば予約番号が発行できる趣向。便利だね。